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情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

情報理工学部の魅力は何と言っても、自身のアイディアをプログラムによって具現化する能力を修得できる点です。つまり、1台のパソコンのみで、便利なソフトウェアを開発したり、世界中の誰も考えたことのない事象について検証したりできるようになるということです。そのため、情報理工学部では、「学生がお菓子を食べながらくつろいでいるその横で、パソコンが発熱しながら世界初のプログラムをまさに実行している」というシュールな光景がたびたび見受けられます。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

急速に情報化が進んでいる現代社会において、情報理工学部で学んだ知識を全く必要としない業界を挙げることは極めて困難です。程度の差こそあれ、情報通信技術が活躍している領域がどんな業界においてもあると思います。逆に言えば、情報理工学部で教わる知識や技術を自分のものにすることが出来れば、あるゆる業界において活躍できる可能性を持つことになります。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

一般に、「n個の未知数」(原信号)に対して「n個以上の観測値」が得られれば、未知数と観測値に関する連立方程式から原信号を推定することができます。しかし実際には、「n個未満の観測値」しか得られない状況も数多く存在し、この時に原信号を推定する問題(「劣決定逆問題」と言います)を如何にして解くかが理学・工学上の重要な研究課題となっています。劣決定逆問題に対しても良好な推定結果を得るために、私は観測値に関する連立方程式だけでなく、原信号に関する先験的性質も考慮した「最適化基準」を新たに設計し、それを最もよく満たす信号を原信号の推定値とするアプローチをとっています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

昨今はAI(人工知能)ブームもあり情報系の人材に対する需要が高まっているので、情報理工学部の学生は引く手あまただと思います。しかしながら、ブームはいつか終焉を迎えるものですから、これから入学する学生には「時代の流行り廃りに翻弄されない、いつの時代にも通用する確かな能力」を何か1つでも培って欲しいと思います。

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